「失礼します。準備が調いましたので・・・よろしいですか?」


『・・・行こうか。』


「ああ・・・。緊張するな」


『天下の昌様!が?変なの~』


「・・・てめぇ、後で覚えてろよ?」


ニヤッと笑った昌に背筋が凍った


『あは・・・あはは~?』


「行くぞ」


流れる音楽と一緒に昌の元に歩く。


「汝、健やかなる時も病める時も右に居る者の傍に居て共に支え合う事を誓いますか?」


隣に居る昌をチラッと見てから答える


『・・・はい。誓います』


「主、健やかなる時も病める時も左に居る者の傍に居て、共に支え合う事を誓いますか?」


昌も同じ様にあたしをチラッと見てから答える


「はい、誓います。」


「では、ここに2人を夫婦と認めます。誓いの口付けを」