私は何処まで連れていかれるのだろうか


「離してくださいっ」


私は思いきりその先輩の腕を引っ張った。


先輩は、私のその行動が意外だったのだろう


目を丸くして驚いているように見えた。


「自分でやりますから、ほっといて下さい」


そう言って、私は歩き出す。


だが



「?」


場所が分からない。


ココは何処なんだろうか


悩んでキョロキョロしていると、後ろからクスっと笑われた気がした。


「保険室はこっちな」


言いながら手招きされる。


行くべきか・・・


行かないべきか・・・





悩んだあげく、ついて行くしか道はなかった・・・