雪が降ってくる季節。 私は告白された。 松川希名に。 「好きだから。それだけ。じゃあ・・・」 松川希名は帰って行った。 私は立ちつくした。 告白されるのもはじめてだから? それもあるけどそうじゃない・・・。 私を思ってくれる人がいると分かって 嬉しかった。 夢じゃない、 現実。 その日から私は松川希名で頭いっぱいになった。