取り合えず席を探す。
しかし、座席表が見つからなかった。どうすればいいかキョロキョロしていると


「席自由だって。冬どこがいい?って‥まぁ窓際がいいよな‥」

私のことを良く分かっている要。こくん、と頷き窓際へと歩いて行く。
さっきから要に助けてばっかだな‥‥

なんて思いながら前を見ると、窓際の席には、先客がいた。

残念‥‥そう思いながら他の席を探していると、窓際にいた人達が慌ててどっかに行ってしまった。


空いたのは嬉しいが、何故急に‥?疑問に思い要に視線を向ける。

「なんか譲ってくれたぞ。」

嘘くさい笑顔で説明してくれた。

まぁいっか‥‥

要にお礼を言って、席に着いた。