10分もすれば見慣れた景色になってきた。公園の入口で降りて、星型の滑り台に向かって歩いていった。 今日は要はパーティーらしく、迎えはない。だから1人で滑り台にのぼる。 クリスマスというだけで、1人がなぜか寂しくなる。 そしていつものように空を見上げる。 しかし、今日は雲っていて、星達は隠れている。はぁ‥と溜め息を吐き、携帯がなっているのに気づき、鞄から取り出した。