「そー言えば、優乃先輩3年生だよ?」

彩芽がこっちを向いて、ニヤッと笑った



「優乃先輩ー!!」

手招きして、先輩がこっちに来た。

「ん?」


「あの、優乃先輩、山川君と仲良い
 ですか?」


「山川って、山川優也?
 まぁ、家が近くで幼稚園一緒だった
 からね。
 でもなんで??」


彩芽がこっそり耳打ちしてきた。


「優乃先輩口固いから言ってもいい?
 イヤだったらいいケド。」

「んー。別に…。」

「いい?」

「う…ん。まぁ。」


「いや…。あのですね…。」