「うん…」

このまま切ったら
明日また有里ちやん
怖そうだな…
なんか、
なんか言わなきゃ。
有里ちゃんに
ニラまれないような
言葉…

「あの…」

「あ!!あたし
美和ちやん達応援してるから!!うん!!めちあ二人お似合いだからあ!!!!」
な…なんとまあ
こんな嘘まで
つけるとわ
あたしすごいな。
しかし…
応援なんて
まっぴらだぞ!?
遠慮しろよ〜
美人彼女さんよお。

「…ほっ、本当ですか!?えー嬉しい!矢沢さんに応援してもらえるなんて!早速あたしの悩みとか聞いてもらえますかあ!?(キラキラ)」

うおえ!?
なぜそうなる!
どんだけ+思考なんだ
美人彼女!!汗



そんなこんなで
あたしと
美人彼女わ
仲良くなった。
この日わ
この後二時間たっぷり
沖成について
聞かされる事になる。
そしてその二時間で
あたしわ余計
沖成を知ってしまい
前より深く
好きになり、
そして余計
美和ちやんとの
仲が深まってしまった。
八方詰まりである。
もう想いを
ひた隠しながら
応援するしか
道わなくなったので
ある。
電話を切った後の
あたしの
携帯のメモリにわ
{岸本美和}
の新しい
項目が追加されたので
あった。