「おお…まぢだ」
「コウ美術だけわよろしいもんね。成績」
「やかましいなー。…あれ、この人…」
「これって……沖成ぢやん。美和ちやんの彼氏の……」                       ああ、あの美人彼女わ美和ちやんてゆーんだ……
            …ぢや、なくて!!
            「ゆんちやん!この人だよ!胸焼けの人!」
バシッ
「だから、胸焼け置けっつーに…いや、しかしまぢで?」          「いや、別に好きなわけぢゃないと思うんだけども…」「いや、あんた沖成が好きだよ。たぶん。だって沖成わF組だし…」
            えー。
あの胸焼け
『好き』に入るの。
今までの恋とちょっと
違うなあ……      あ、好きちゃうっつの…
            「…おい、コウ。聞いてんのか?質問無視すんな」 「ああ、はい。あんだッてえ?リピートして」
「微妙なとこで英語使うな。てめーわルー大柴かッつの」           「あ、はいすいません。」「だからあ、好きなんかッて!沖成が!」
「うー、あー…わかんない。今までの恋と違うタイプみたいだし」
「ああ、あんた好きになったらすぐ好きゆう人だもんね」         …のぁーーーーーー、
わかんないとゆうのに…
大体、名前自体知らなかったわけだし、そんなの恋って呼べない…                  「…んー、善はいそげ、F組行ってみるか」
            あ?          なぜそう言う
結論にいたる?!                「ほら、立って!はいィー!」         「はいはいはいはい…」             なんだよ、沖成って…