まさか!
あたしは何、本気にしてんのよ!

タカの声を、あたしだってタカのママだって聞いてない。

病院に担ぎ込まれた時だって、タカはもう…。


「変なこと言わないでよ!声だなんて!」

ヒロは涓の腕を掴んだ。

『ヒロ…』

「!?」