さっきの、夢?

私は頭を両手で掴んだ。

「どうした!?」

私の苦しみように、蛍は急いでリビングへ走っていった。

「車とってくる!」

バンッとドアを鳴らし、蛍は家に戻って行った。

「うぅ…」

私は体を丸めて頭を抱え込む。

痛い? 違う。この心臓の音と。