お袋はまた俺の頭をポンと叩いた。

「今日も行ってやったら?」

そう一言いって、キッチンの奥に消えていってしまった。

「…そうだな」

ウジウジ考えてた自分を吹っ切って、俺は上着を掴んで外へ出た。