「じゃあ、いいとこあったら知らせるから」

一日片付けを手伝ってくれた蛍が微笑んだ。

「うん」

「……ウチ、飯くいに来る?」

「え?」

「一人じゃまずいだろ?親父もお袋も涓が来たら喜ぶからさ」

「ありがとう……でも、もう少し整理したいのがあるから」

「そうか…」

ごめん、蛍。