重い足どりで俺は学校へ向かった。

「拓也おはよう!昨日はありがとな!」


いきなり声をかけられ
振り向くと神田さんが立っていた。

「おはようございます!いいえ全然。」

おめでとうございますって
言いたくなかったから
言えなかった…

「オウ!じゃあ放課後な。」

そう言うと神田さんは
教室に戻って行った。