それからも毎日
彼女からのメールは来た。

そんなある日

<相談があるの…。>

いつもみたいな明るいメール
じゃなくて心配した。

<どした?>

<神田先輩って好きな人いるんだね。>

そういう事か…。
それを聞いた俺は
藤木が神田さんを好きだって
すごく思い知らされた。

<それで?>

モヤモヤした。
やめればいいのに…
そう思った。

<あたし先輩に気持ち伝えて吹っ切る。>

彼女の返事に迷いはなかった。

<頑張れ。>
それしか言えなかった。