「俺は知らないけど、そんな辛い恋をしてきたのに、いつも明るくて、
恋を楽しんで、幸せいっぱいに見えるのに、
裏では、淋しい想いや辛い想い、ずっとしてきたんだって知って…まさに、ハクチョウと同じなんだなって思った。」
「佐藤くん…」
「でも今日、こんなチャンスがくるなんて思ってもなかった」
「私も。ふたりで、こんなに話せるなんて…」
「ちがうよ(笑)。俺でよかったら、付き合ってほしい。
いつからこんな気持ちでいたのかはわからない……だから、遅くなってごめん。
でも、今の気持ちははっきりわかる。
好きなんだ、白鳥さんのこと」