「まどかちゃん」
「あっ、北原さん」
北原さんは二年先輩。
ちなみに現在のところ彼氏なし。私はこういうチェックは、抜け目ない
心のなかで仲間意識をもっている。もちろん先輩は私の仲間にされてることを知らない。
「今日、コンパの人数集めしてるんだけど、まどかちゃん行ってくれるかな?
相手はねぇ、み」
「行きます!」私は、先輩の言葉をさえぎり、手まであげてしまった。
この際、相手なんて、どこでもいいのよ。楽しみだなぁ!
なんたって私には、恋のキューピッドがついてるからね。
今度こそ、彼氏ゲット!


頑張れば良いこともあるんだな、やっぱ。