「おはよう」「おはようございます」
私は、いつになくさわやかかな気分で挨拶をしていた。
「おはよ、まどか。あれ?なんかいいことあった?」「ないよ、そうそうは。あのさ、ちょっと聞くけど、差出人がよくわからないメールがきたら、どうする?」
秋加は、私を一瞥して「そんなの、削除だよ!決まってるじゃん。しつこくきたら、アド変えるか、その人の受信拒否設定だよ!」
だよね、普通は。
「だけどさ、その内容が、すごくよくて、困ったときのアドバイス?みたいな支えになる内容ならどうする?」
「そんなことありえないじゃん!誰かも判らない人が、その人にアドバイスなんて。神様じゃあるまいしさ」と言い捨て行ってしまった。