そっか。そうだよね。
何、納得してんの、私は。こんな状況をすんなり受け入れてるなんて。

でもこの怪しげなメールには納得してしまうような不思議な力があった。

なんかこのCupidって人は、ううん、人かどうかもわからないけど、何でもいい。
私を支えてくれてる。
励ましてくれてる!
だからエールメールかぁ。
今の私を応援してくれるのなら、たとえなんでも有り難いよ。
私は、一筋の光が見えた気がした。

私は、今日の仕事の疲れも忘れ、まだ見ぬ彼を描いていた。
「母を尋ねて―」じゃなくって、
彼氏求めて三千里だよ。