「ここ、ハクチョウの前だから、ちょうど良いかな?なんて思って言うけど、
白鳥さんって呼ぶのややこしいし、もう彼女なんだから、やめるね」

[彼女]
この響きをどれだけ私は待っていたんだろう。
私を彼女と言ってくれる男性がいる。
夢じゃなく、現実に。
「まどかちゃんって呼んでもいい?いきなり、呼び捨ては、俺苦手だし。でもそのうち、“ちゃん”がなくかるから、ちゃんと、聞いててね」
「何?今の(笑)ギャグ?」
「そう、オヤジギャグ」
なんか、佐藤くんって、あのキューピッドみたい。