とにかく移動させないと…。


そう思って京介を動かそうとした時、うぅ~んという寝言とともに京介が寝返りを打った。


その姿をじーっと見つめる雪乃。


「なんか、イモムシみたい」


京介の寝相は膝を抱えるような形で、まるで大きなイモムシのようだった。