「今日はもう寝よう…」

そう呟きながらベッドルームへ向かう。


スリッパを履いていない足で歩くフローリングの床が、ペタペタと渇いた音を立てている。



自分の部屋なのに、人の部屋にいるような、変な居心地の悪さを感じる。

そしてまた、

「あーだめだ。疲れてるんだなぁ私…」

と、さみしい独り言を呟いてみる。