とんとん拍子に話は進んだ。

相手は社会人一年目で、人肌恋しい時期である。

それに、彼女は極度の寂しがりやであった。

彼女から会いたいというメールが来たとき、彼は目の前に御馳走が落ちてきたような気持ちになった。

写メを見る限り、脱がせればモノは勃つとたかをくくった。

前の女より太っているようだったのを気がかりだったが。


電話の声から気兼ねなく話せるタイプだと分かり、いよいよ彼は相手を美化し始めた。

普段は現実派、もしくは野村克也のように最悪の状況を想定する彼だったが、

生活に刺激が欲しかった彼は、とりあえず舞い上がってみることにした。