そもそもオヤジとその人が
“そういう関係”なのかすら

知らないし。


まぁ、いい機会だろうな。



カップを棚にしまうと、俺はまた部屋に戻った。







「――はぁ?……てめぇ」

美桜を泊めた事を志月に話すと、返ってきたのは予想通りの反応。



ワナワナと震えるシャープペンが今にも折れそうだ。



「まさか、お前…変なこと「キスはしたけど」


変なことって何だよ。

“変な”“こと”って。



「んな涼しい顔してシレッと答えんじゃねぇ!」