クスッと笑うと、彼女も少しだけ表情を緩ませた気がした。 「―――…美桜」 初めて感じる ―― 感情 初めて感じた ―― 想い 初めて知った ―― 気持ち 未知の領域に、踏み込んだ 目の前に広がるのは、 知らない色に染まった世界 もう、引き返せないし 戻る気も、ない。