最初はブツブツ文句を言っていた志月も、俺の様子をみた途端…… 本棚にだまって 背中をだらしなく預けた。 「体育の着替えの時に、チラッと見たことがあるの……」 ――着替え? だとしたら………。 「たくさんの――――と、が」 チッ、聞こえない。 「それってもしかして……」 「――ス、マーク?」 「それとも…ただのアザかな?」