俺は怒りで美桜をメチャクチャにしてしまうかもしれない。


まだ“核”に触れていない体。



触れたくても、美桜を壊してしまいそうで怖くて。

今でも体の奥から湧き上がる疼きを抑えるのに必死なのに。



「――言えないこと?」

「ち、違うの……っ!無理を言って泊まら「もう無理」


やっぱり……どこかに泊まらせてもらってたんだ。



「ん……っ、待って…未来…や、ぁ……」

お金のない美桜。

目の前には、子供でも大人でもない、危うい魅力を持つ女。


それを“タダ”で泊まらせるヤツなんているのか。


この欲望が渦巻く世界で、大抵のヤツなら……。


美桜の体を下から舐めるように拝借し、その価値を測る。


体を差し出すなら、泊まってもいいと。


きっと、そう言うはずだ――。




「どこを触られた?」

「ん……、ひぁ……っ」