余計な、こと……?

続けられる自分と同じ顔をした俺の言葉に悪い悪寒が走る。



「例えば……あのレシピ」

――“本当は”誰のものか、とか

さらに冷たい顔で続ける幼い俺。


確かに確かめるチャンスかもしれない。

冷たくなった体でも、ある事実だけはなんとなく分かる。


母さんは、今……この瞬間、多分


――生きてる。