美桜はというと…… オヤジが焼いたローストチキンを一口サイズに切り分けて、頬張っている。 やべ…… なんかすげぇ可愛いんだけど。 なんて、オヤジがいる手前、そんなことは言えないけど。 「美桜、ゆっくり食えよ」 「うん……っ」 カクテルを飲む美桜に、やさしくそう言った。 「おいしかった……」 はふ……、と 大きく膨らんだお腹を抱え俺の後ろを付いて来る。 「美桜は肉食だな」