朝の眩しい光をまぶたの向こう側で感じた時、 意識がはっきりしてきた瞬間 美桜の温もりが胸の中で広がっていって。 とても 幸せな気持ちで目を覚ました。 寒がりなネコは相変わらず布団にくるまり、丸まっている。 そんなネコを起こさないように、ふ……と笑みをもらすと 布団からそっと向け出した。 あれからオヤジと美桜の母親……咲良さんはどうなったのか。 嫌に高なる胸を無理やり沈ませながら1階へと下りる。 考えられるのは