って
クリスマス空けてたのかよ。




「じゃあせめて……ッ」

後ろからニュッと伸びてきた白い手に肩を捕まえられる。



「クリスマスプレゼント選びは、……俺も」

「しょうがねぇな」


女モノのショップに入るには、
正直、気が引ける。



美桜へのプレゼント……
実はもう決めてあるんだよな。





「マフラー」

「よっしゃ、いくぞ」

歯を見せて、ニカッと笑う志月の後ろ姿を追いかけた。