何分経過したかわからない。

「なあ、サトの奴遅くないか」

ヒカルが切り出した。

「マジでやばいんやねぇ」

保住は静かに酒を口に入れる。

「さとるちゃーん、大丈夫ぅ?」

サチはトイレの戸を叩いた。