空の街、メルフ。

「ただいまっ!」

連は門番さんに、にっこりと話し掛ける。

「おっ、お帰りなさいませ!連様!!」

「お疲れ様です〜!」

小走りで中へと入っていく。

「さて、と。
いでよ、智、翔、雅音、和架、潤瀬。」

ぽんっ、ぽんっ、ぽんっ、ぽんっ、ぽんっと、五つの小さな影。

「Earth。」

もう一度、ぽんっ、と音を立てて、影がそれぞれ大きくなった。

不機嫌な男五人組参上。

「…すみませんでした。」

和「…なにが。」

「…すぐに、みんなのこと出さなくて。」

潤「…何日待たせたと思ってるわけ?」

「…一週間、です。」

翔「どんだけ心配したと思ってんの?」

「…はい。」

智「おいらも今回は許せないんだけど。」

「…はい。」

雅「ほんとに反省してるの?」

「…してます。」

連が涙目になると…

和「…ったく、ばか。」

和架がそっと抱きしめた。