カプセルに吸い込まれ、ついた場所は部屋。

偉い人が座るような椅子に、綺麗に整頓されてある机。

壁には、カレンダーと写真がいくつか飾ってある。

智「ついたよ。」

「…ここは?」

和「校長室って言うんですよ。学校で1番偉い人がいる部屋。」

「…こーちょー?」

雅「そうだよ〜。学校をまとめてる人なんだ!」

「どれくらい凄い?」

潤「ん〜…。まぁ、この世界では結構有名。
なんせ、住民が多くないから、みんながこの学校に通うからね。」

「そんなに住民少ないんだぁ〜…。母様に言って、増やしてもらおっか?」

翔「でも、外の国の奴って怖がられるからさぁ〜。
色々、大変なんだよ?」

「なるほど〜。」

そのとき、がちゃっという音と共に、50代中間くらいの男の人が部屋へと入って来た。

「お客さんかの?」

智「おいら達のご主人様ですよ、校長。」

「おぉ〜…、よく来てくれたの〜。
ようこそカプセルの街、クイーンへ。」

「…クイーンっていうんですね、カプセル。
初めて知りました…。」