母「どうしたの?旅の途中でしょう?
和架達は役に立ちませんでしたか?」

「ううん!みんな、優しくて強いよ!!」

母「なら、よかった。」

母様はにっこり笑う。

父「連、どうした?
何かあって帰ってきたのか?」

「あのね、父様母様。
私、少しだけカプセルの世界に行こうと思うの。
和架たちと一緒に、勉強してみたいんだ。」

母「連…。」

「少しでいいから、みんなと一緒のことをしたいの。
みんなのこと、いっぱい知りたいんだ。」

父「…そうか。」

「だめ、かな…?」

母「いいえ、とても良いことですよ。」

「ほんと!?」

母「ええ。」

父「私も良いことだとは思うが、大丈夫か?」

「大丈夫です!」

母「あなた、連のことを信じましょう?
きっと、また成長して帰ってきますよ。」

父「だが、あんまり大人な成長は…。」

母「いいじゃないですか。
恋も必要なんですよ。」

父「っ、連〜!」

「父様、母様。
私、いい子になって帰ってくるからね!」

母「期待してますよ。」