翔「偽り、か。」

「それに、私が堕天使になれば、悪魔の王様の下につくことになる…。

そしたら、空の白さは黒く染まり、空の力をなくすんだよ。
先祖代々、それを守ってきたから…。」

潤「お前は黒くは染まらない。信じろ。」

「…でもっ、私がこの世界でっ、間違ったことをしてればっ!」

和「してないじゃん。
つか、俺らがいるんだから、間違ってない。」

「ほんとーに…?」

雅「不安げな顔しないでよ〜!俺達が守るよ!
連だって強いんだから、弱気にならないの!」

「だって、お姫様なんて呼ばれても、嬉しくないから…。」

・・・・・・・・・。

5「お姫様ぁぁぁぁぁあ!?!?!?」

「ほぇ…?」

翔「待って、連。
お前、空の街の王妃様と王様の娘さん…?」

「うん?父様と母様は偉い人だよ?」

潤「…父様と母様の名前教えてもらっていい?」

「んーとね、ティア・チュアック・藍が父様。
母様はティア・チュアック・凛だよ。」

智「連の名前は?」

「そりゃあ、ティア・チュアック・連ですよ。」

和「…王様の名前はラン。
王妃様の名前はリン。
その間に生まれたのが、レン…。」