翔「呪文みたいなのあんだろ?俺らを呼び出す時の言葉とか。」

「ありますねぇ。」

和「ばあさんか。」

「違います!!」

智「カプセルの中では、杖とか箒とか使えるんだよ。凄いでしょ?」

「すごいね!」

和「大体の人は、シャボン玉やスケボーで移動するから、環境にも優しい。」

「スケボー!?シャボン玉!?すごーい!!」

雅「俺らはいつも、スケボーで移動だよ。
コンパクトな大きさになるから、すごい楽なんだ。」

「かなり発達してるんだねぇ〜。」

和「化学がかなり発達してるんですよ。」

「平和なの?」

翔「ちゃんと法律で罰せられるから、みんな怖がってやんないよ。」

智「ガスなんか出さないし、長生きできる。」

「世界に優しいね?」

潤「この世界が汚れすぎてるだけだよ。
人間は、楽な方に考えるから、何かを見失う。
世界は儚い。だからこそ、美しいんだ。」

和「人は人を傷付けて、人は人に傷付けられて、それで成り立ってる。」

雅「ほんとは、世界に傷付けられていい人なんて、いないんだけどね…。」

雅音は寂しそうに笑った。