腕を引っ張られた、私。


密着状態…。


思考回路停止の私に咲貴君は、追い討ちをかける。


「…エスワイオー…ケイ…。」


「……へ?」


頭おかしくなっちゃった…?


「…メールアドレス。うるさいから、口で言ってんの。」


「……え!?」


すぐさま、ペンを取り出した私。


えっと…。


エスワイ…オー…ケイ?


「……ケイ…アイ……。」


手のひらに必死書いてる私を見て、咲貴君は笑う。


「……~終わりっ。」


「よしっ!!」