あ、やべ。


また澪の自慢になっちまった。


いいかげん諦めろよって感じだな、俺。



「なぁ、何乗る?」


壱が澪のほうを向いて言った。


その横顔を莉央がじっと見ている。



あ・・・そういうことか。