「こら!2人乗りはだめだろ!」

風紀の先生の中でも一番恐い先生。


でもこれは私のせいなんだから。


謝らなきゃ。


「先生すいません。私が遅刻しそうになって。」


先生の顔にいっそう凄みが増す。


「先生。理由はどーでもいいんです。


 それより罰はなんですか?」


智哉が先生をなだめるように言う。


智哉・・・かばってくれた。


私のせいなのに。