智哉がうつむいて笑った。


・・嘘つかないでよ。


何年一緒にいると思ってるの?



気付くよ・・。


うつむいた智哉は笑っていたんじゃなくて


泣いていた。



「ごめん・・俺だって死にたくねぇよ。」


智哉から流れる涙が



地面に積もった雪を溶かしていく。