「うわ。もう暗いし!なんか話し込んじゃったね~!」 すっかり日が暮れるのが早くなった外は真っ暗。 たわいのない話をして、あっという間にこんな時間になってしまった。 亜矢とこんなに話したのなんて初めてだよな。 「あんまり遅くなったらまずいよな」 そう言いながら、本当は帰りたくねーし…。 帰したくねーんだけど。 「送ってってやるよ」 亜矢がちょっと寂しそうな顔をしてるように見えたのは、気のせいだろうか。