悠斗君と目があってドキッとした。


寒いのに、繋いでる手の平に汗をかいてるのが分かって、ますます恥ずかしくなった。


自分でも頭がボーっとして何を考えてるのかわかんなくなって。


気が付いたらコクコクと頷いてしまった。


「…ホントに付き合ってくれんの?」


「う、うん…」


悠斗君は本当に嬉しそうな顔で笑って、それからはっとして、付け加えた。



「…優太には内緒な!」


そんな悠斗君に、思わず笑ってしまった。


「…悠斗君て、優太と仲がいいんだか悪いんだかよくわかんないよね」