七海の言葉は、容赦なく私の心に突き刺さった。


私の後悔。


『悠斗、最近様子が変だから…ねーちゃんがそばにいてやって』


あの時、優太が私にそう頼んだのに…


私はなぜ彼に電話しなかったのだろう。


どうして、話を聞いてあげなかったんだろうって…。


ずっと後悔してるの。


そうすれば…何かが変わっていたのかも知れない。

私達に、違う未来があったかも知れないのに。


何もしなかった後悔ほど、いつまでも忘れられずに心に残る事を、


初めての恋で痛いほど知った。