その時優太の携帯が鳴って、優太は携帯に出た。


「なんだ、雅也?久しぶりだな!どうした?」


雅也君か。そう思いながら、私はそのまま歩きながらカフェオレを飲んでいた。


優太はなぜかそのまま立ち止り、雅也君と会話していた。


なんだろう、深刻な話かな。


優太がいつもと違う表情で話しこんでいるから、私も立ち止って優太を見つめた。


やがて携帯を切った優太は、様子が明らかに違った。


「どうしたの?優太、雅也君なんかあった?」


優太は我に返り、「あ、ごめん、ねーちゃん」


そう言って慌てて私の所まで走って来た。