「ごめん……もう別れたいなんて言わないから!だから離して!」 「あぁ、分かったよ」 陽はクスりと笑うと、あたしの肩と腰を掴みゴミ捨て場の山に放り投げた。 「ゴミの中でちょっとは反省しろ」 ペッとあたしの足元に唾を吐き路地裏から出ていった陽を、あたしはブルブルと震えながら黙って見送った。