「こいつを離せ」
ぐいっ
今度は龍牙に引っ張られた。
「へぇ、そゆ事」
「何がだ?」
「クククッその女利用させてもらうから」
「はっ!?」
「それに俺好みだし」
「あたしはあんたみたいな男大嫌いだけどね」
「クククッますます気に入った」
うえぇきもい
美形だけどきもい!!
クククッって何!?
「俺の名前は川野辺悠斗」
「あっそ」
「絶対お前を奪ってみせる。おい!龍牙!!」
「あぁ゙!?」
「お前から大切な女も大切な組も奪ってボロボロにしてやる。」
ゾクッ
すごい殺気………
こいつならやりかねないと思った。
「ふっやってみろ」
「笑ってられんのも今のうちだからな」
そう言いながら不気味な笑みをこぼして川野辺組は帰っていった。