…え…？

「２歳年上でさ、高校の先輩。付き合ってもう３年以上になるんだけどさ、年上のくせに俺より年下に見えんの。そこがまた可愛くってさ」

嬉しそうに話すなっつの目が見れない
彼女…いるの？
なのに今こうやって私と寝てるの？
「彼女さん…怒んないの？」
「何が？」
「こうやって私がなっつと寝てるのとか」
「怒んないよ、あいつそんな小さい事でとやかく言うような奴じゃないから」
「そう…なんだ」

自分でも分かる
私…今、物凄い頑張って作り笑いしてる

それからもなっつは彼女のことを私に教えてくれた
身長は１５７センチ
色白で可愛い系
小さなカフェで働いているらしい
家族ぐるみの仲で、よくお互いの家を行き来するって

なんだ…私が入り込む隙間なんてどこにもないじゃない
付き合って３年？笑わせないでよ
私のバカ。どうして今まで気付かなかったの？
なっつがカフェで働いてるのは、彼女と同じ仕事がしたかったからなんだね

今まで彼女がいる人を好きになったら、すぐに忘れる努力をした
でも今回は出来そうもないみたい
私、こんなにもなっつを好きになっている

なっつ、私なっつが好きだよ？
どうしたらいい？