「やっぱり♪そんな顔して男だね莉夜君!!」

「だなー♪」


意味分かんないから。


てか気持ち悪いから。


莉夜って好きでもない人にでもキスしたいとか思うの?


……幻滅。


『へぇー…莉夜ってそんなやつなんだ』


ジロッと軽蔑の目で莉夜を見る。


「あらら、美玲ちゃん勘違い?」


小さく呟いた愛の言葉は耳に入ってこなかった。


『莉夜って軽いんだー…あたし騙された』

「ちがっ…」


焦ってる莉夜を冷めた目で見てると、愛が言った。


「莉夜君は美玲のこと好きなんだからチューしたいとか思って当たり前だよー」


…はっ?


ニカッと可愛く笑って言う愛にみんなが目を見開く。