「いや、まだです…。ていうか何で紅が赤くなんの?」
莉夜の言うとおり、紅のほっぺが微かに赤くなっていた。
「へぇー、紅君て意外にこういう話苦手なんだっ♪かっわいー♪」
「ちがっ、違います!!」
「可愛いな、紅君は♪」
「うっせぇな莉夜!!」
からかってくる愛と莉夜に、ムキになって大声で叫ぶ紅。
『なに3人で盛り上がってんの?』
「今ねー、莉夜君がヤキ…「ダメです!!」
にこにこと楽しそうに美玲に言おうとしている愛の口を手で塞ぐ莉夜。
『…意味不明』
そんな2人を冷めた目で見る美玲に紅が苦笑いする。