『……』


あれから莉夜達が戻ってくると、愛と真白は2人を凝視してる。


「カッコいいなぁ…」


そう言って2人をキラキラした目で見る真白と、


「目の保養になるよ…生まれてきて良かった!!」


と、デレッとした顔で言う愛。


『…で?隣の子は誰?』


2人を無視して莉夜に質問すると、あぁ。とにこっと笑って紹介してきた。


「新しい僕の友達のー…「西塔紅です」


少しチャラい感じの男の子は、ぺこっとお辞儀をして言った。


『…紅?ふぅん。よろしく』


目を細め、口端を上げて微笑みながら言うと、「はい」と照れながら言って俯く紅君。


あらあら、意外に純粋?


意外にもチャラい外見とのギャップがあって、少し興味が湧いた。